選挙の開票作業は見学できる?方法やルールを解説!

選挙の開票作業は見学できる?方法やルールを解説!

選挙の投票後に行われる開票作業の様子を、ニュースの映像などで見かけたことがあるのではないでしょうか。開票作業は選挙関係者以外でも見学することができます。見学するときの方法や注意点、開票作業の流れについて解説します。

開票作業とは?場所や流れ

選挙特番などで見かける開票作業の映像では、たくさんの投票用紙が続々と処理されていく様子が伝えられています。具体的にはいつ、どこで、どのような作業が行われているのでしょうか。

開票はいつ、どこで行われる?

開票作業は、投票日の投票時刻終了後に各選挙区で行われます。

開票所は、それぞれの選挙区にある体育館やスポーツ施設など、広いスペースのある場所を使用するのが一般的です。投票用紙を広げるための開披台や計数機を事前に設置し、準備しています。

作業は投票日の夜に終わることもありますが、投票者数と票数にズレが生じて数え直したり、どの候補者に投票したか判別しにくい「疑問票」の検討に時間が掛かったりした場合など、作業の進捗によって終了時刻は変わります。

日付をまたいで続くことも多く、翌日の午後まで掛かるケースもあります。

開票作業の流れ

選挙の投票時刻が終了すると、自治体職員が各投票所から開票所へ、施錠された投票箱を運びます。

開票所に到着後は、開票開始の合図とともに一斉に投票箱の鍵を開けて投票用紙を取り出し、空になったことを確認します。

投票用紙を候補者(比例代表の場合は政党等)別に仕分けし、疑問票や按分票なども分けておきます。

投票用紙を計数機と呼ばれる機械にかけて数え、一定の票数ごとに束ねてまとめていきます。

開票立会人が投票用紙を点検し、集計します。全ての集計が終わる前に、中間発表を行う場合もあります。

全ての開票と点検、集計が終わったら、当選人が決定し、発表されます。

開票作業を見学するには?

選挙のルールや仕組みを定めた公職選挙法第69条では「選挙人は、その開票所につき、開票の参観を求めることができる」と定められています。

では実際に「開票作業を見学してみたい!」と思ったら、どうすれば良いのでしょうか。

住んでいる自治体の開票所へ

参観には開票区内の選挙人であることが必要なので、自分の選挙権がある選挙区の開票所へ行きましょう。

どこに開票所が設置されるかは、投開票日が近づくと自治体のHPや広報で確認することができます。選挙区によっては、複数の開票所が置かれる場合もあります。

予約や手続きは必要?

特別な予約や事前手続きは不要です。当日、直接開票所へ行って構いません。

開票所入り口の受付で必要事項を記入し、注意事項に従って見学しましょう。

現在は新型コロナウイルス感染予防のため、消毒やマスク着用、周りの人との距離を空けることも求められています。

必要な持ち物は?

特に必要な持ち物は定められていませんが、開票所は広いので、オペラグラスを持参するとより詳細に見ることができるのではないでしょうか。

施設によっては土足厳禁の場合もあるので、スリッパや上履き、季節によっては防寒具も準備しておくとおすすめです。 

見学で注意すること

開票作業を見学する際、作業の妨害になるような行為をしてはいけないのはもちろんですが、他に気をつけることはあるのでしょうか。

参観スペースから見学を

開票所は、職員が作業をするためのスペースと、見学のためのスペースが分けられていることが多い傾向にあります。また、一般の参観者とテレビカメラなど報道機関用の席が分けられている場合もあります。

必ず指定された場所から見学するようにしましょう。

体育館などでは2階の観戦席に参観スペースが設けられていることもあります。

撮影しても良い? 

公職選挙法では、開票作業を写真や動画で撮影したり、開票所内でスマートフォンなどを使ったりすることは禁じられていません。

しかし、各選挙管理委員会がそれらの行為を禁止していることがあるため、注意が必要です。

 

ルール違反にならないよう、事前に自治体のHPを見たり問い合わせたりして、確認しておくと良いでしょう。

まとめ

・自分の選挙区の開票作業は見学することができる

・作業は選挙の投票時刻終了後、選挙区内の施設で行われる

・見学時は、参観スペースや撮影の可否など、自治体の選挙管理委員会が定めているルールに従う

<参考>
開票を見に行こう! | 選挙を知ろう | NHK選挙WEB
開票の参観について
さいたま市/開票・選挙会
開票作業、何時までかかる? コロナの影響で延びる可能性も | 毎日新聞
衆院選「開票所」で候補者名が書かれた「投票用紙」撮影、SNSで拡散…問題ないの? – 弁護士ドットコム
大田区投・開票所秩序保持方針
記者のひとりごと:開票、オープンに /東京 | 毎日新聞

この記事を書いた人
rainy

大学の政治学科を卒業後、報道機関で記者をしていました。主に社会部で裁判、司法を担当。選挙取材も経験しました。退職後の現在はフリーランスライターとして働く、0歳児と2歳児の母です。
「社会の仕組みや動きを知ること・理解することで、新しい世界が広がる」、読者にとってそんな記事を書けるよう、日々精進していきます。

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