参議院選挙2022の結果は?自民党圧勝、政党別議席数や争点も

参議院選挙2022の結果は?自民党圧勝、政党別議席数や争点も

2022年7月10日に、3年に1度の参議院議員通常選挙が実施されました。どのような結果だったのでしょうか。

与党の自民党は単独過半数を獲得し、大勝しました。選挙期間終盤には安倍晋三元首相が銃撃され亡くなる事件が起き「弔い合戦」とも言われています。

本記事では各政党の獲得議席数や女性当選者数、主な争点など、今回の参院選の結果をまとめました。

この記事を監修した人
奥藤裕子
イメージ戦略の構築からトータルプロデュースする選挙コンサルタント。イメージコンサルタントとして培った知識と経験を活かし、数多くの広報ツール制作・政策立案に携わる。政治家の「自己プロデュース力を高めたい」というニーズに応えるべく、今日も現場で奮闘中。

第26回参議院議員通常選挙の結果

今回の参議院選挙は、改選議席のうち約半分を自民党が単独で獲得し、圧勝するという結果でした。

政党別当選者数(獲得議席数)

政党・政治団体別の当選者数は以下の通りです。

  • 自由民主党:63(選挙区45、比例18)
  • 立憲民主党:17(選挙区10、比例7)
  • 公明党:13(選挙区7、比例6)
  • 日本維新の会:12(選挙区4、比例8)
  • 共産党:4(選挙区1、比例3)
  • 国民民主党:5(選挙区2、比例3)
  • れいわ新選組:3(選挙区1、比例2)
  • 社会民主党:1(選挙区0、比例1)
  • NHK党:1(選挙区0、比例1)
  • 参政党:1(選挙区0、比例1)
  • 無所属:5(選挙区5、比例0)

参議院の議員定数は248人で、3年ごとに半数が改選されます。今回の参院選では補欠選挙を含めて125議席が争われました。

非改選の議員と合わせると、参議院全体では与党の自民党・公明党が146議席、野党やその他は102議席となり、与党が過半数を占めています。

女性当選者が過去最多、投票率上昇

今回の選挙は女性候補者が35人当選し、参院選では過去最多となりました。

当選者のうち最年長は80歳の山崎正昭氏(自民・福井選挙区)、最年少は37歳の山添拓氏(共産・東京選挙区)です。

また、全国の投票率(選挙区)は52.05%で、前回参院選の48.80%からは上昇したものの、戦後4番目の低さとなりました。

今回の参院選の投票率については、こちらの記事で詳細に触れています。
2022年参院選の投票率は過去と比べて低い?都道府県別トップ3も

選挙戦終盤に安倍元首相死去

参院選の投票日直前、安倍晋三元首相が街頭演説中に銃撃を受け死亡する事件が起き、国民や政界に大きな衝撃を与えました。

安倍元首相銃撃事件

選挙期間中の7月8日午前11時半ごろ、奈良市の近鉄大和西大寺駅近くで、自民党候補者の応援演説をしていた安倍元首相が銃撃されました。心肺停止状態で病院に運ばれたものの、のちに死亡が確認されます。奈良県警が、現場にいた男を殺人未遂容疑で現行犯逮捕しました。(その後殺人容疑に切り替え)

各党の対応

事件当日は選挙戦終盤でしたが、自民党など一部の政党は党首の遊説を取りやめるなどの対応を取ります。その後安倍元首相の訃報が届くと、自民党関係者に加え、野党党首なども相次いで哀悼のコメントを出しました。

翌9日には各党が街頭演説などの活動を再開し、「テロに屈しない」と強く主張します。自民党候補者は喪章をつけるなどし、「弔い合戦」とも言われる選挙戦となりました。

参院選の主な争点は?

参院選で注目された争点はどのようなものだったのでしょうか。

物価高対策・賃上げなど経済政策

2月に起きたロシア軍によるウクライナ侵攻や長引く円安により、エネルギー価格や輸入費用が上がっています。その影響を受け、食料品など生活必需品や電気料金などインフラの料金、ガソリン代などが高騰している現状です。

深刻なインフレが人々の生活を脅かす問題となっている中、多くの政党や候補者がマニフェストや演説で物価高対策や賃金引き上げについて言及しました。

与党はこれまでの経済政策の実績をアピールしています。一方、野党は政府の対策が足りていないなどと主張しました。

改憲勢力が3分の2を上回る

自民党などは憲法の改正を目指しています。現行憲法では、改憲の発議には各議院の総議員のうち、3分の2以上の賛成が必要です。参議院の場合は166議席に当たります。

憲法改正に前向きな姿勢を示している「改憲勢力」の自民党・公明党・日本維新の会・国民民主党の4党が、合わせて166議席以上を獲得できるかも注目されていたポイントです。

選挙の結果、4党の合計は177議席で3分の2を上回りました。ただし改憲の具体的な方針は各党で異なり、今後も慎重な議論が求められそうです。

まとめ

  • 2022年参議院選挙の結果は、自民党が改選議席数の約半数に当たる63議席を単独で獲得し大勝した。
  • 参議院全体では与党が146議席となり、過半数を占めた。
  • 選挙期間中に安倍晋三元首相が銃撃され死亡する事件が起き、政界や国民に大きな衝撃を与えた。
  • 物価高対策などの経済政策が重要な争点だった。

 

 

<参考>
参議院選挙2022【速報中】自民大勝 単独で改選過半数の63議席 | NHK | 参院選
第26回参院選 | 毎日新聞
令和4年7月10日執行 参議院議員通常選挙 発表資料
参議院選挙2022 焦点の数字は 改選過半数など NHK
安倍晋三元首相銃撃 | 毎日新聞
各党党首「テロに屈しない」 安倍氏銃撃で言及、喪章つけ演説 | 毎日新聞
参院選2022:自民・宮沢氏、盤石の3選 無所属・三上氏が初当選 /広島 | 毎日新聞
安倍元首相銃撃 政界混迷の選挙戦 各党、一時活動を自粛 | 毎日新聞
物価高、身構える家計 伸びない賃金「許容度ますます低下する」 | 毎日新聞
物価高対策、安保… 与野党党首ら最終舌戦 参院選、10日投開票 | 毎日新聞
物価上昇、7年ぶり2%到達 「脱デフレ」に需要不足の壁: 日本経済新聞
燃料高・円安が直撃 大手電力10社、今期業績9社未定に
自公勝利、改選過半数 改憲勢力3分の2維持―立民後退、維新伸長【22参院選】:時事ドットコム
参議院選挙の争点、最低賃金3%上げ 与野党目標に濃淡
改憲議論のカギ握る公明 自民・維新との温度差明白 | 毎日新聞

この記事を書いた人
rainy

大学の政治学科を卒業後、報道機関で記者をしていました。主に社会部で裁判、司法を担当。選挙取材も経験しました。退職後の現在はフリーランスライターとして働く、0歳児と2歳児の母です。
「社会の仕組みや動きを知ること・理解することで、新しい世界が広がる」、読者にとってそんな記事を書けるよう、日々精進していきます。

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