「選挙公報の原稿作成を任されたので、選挙公報がどんなものか知りたい」
「選挙公報を作る上での注意点は?」
「選挙公報は電子データで作ってもいい?」
選挙公報は候補者や政党の政見などを記載した文書で、国政選挙と知事選挙では必ず作成・配布されています。
本記事では選挙公報の概要と作り方と注意点などを解説しています。これから選挙公報の原稿を作成する方や選挙に興味のある方は参考にしてください。
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選挙公報とは
選挙公報とは公職の選挙候補者や政党の政見(政策)などを掲載した文書です。
選挙公報は国政選挙や都道府県知事選挙の際には、必ず発行されています。その他の地方選挙のうち選挙公報が発行される選挙に関しては、地方自治体の条例によって規定されています。
選挙公報は選挙管理委員会が発行し、有権者に配布します。
選挙公報は有権者の投票行動を左右する重要な広報物といえます。総務省が実施した意識調査においても「選挙期間中に役に立ったもの」として「候補者の政見放送」「政党の政見放送」に次いで3番目に回答が多かったのが「選挙公報」です。
インターネット選挙運動が解禁されてからは、各選挙管理委員会のWebサイトで選挙公報が閲覧できるようになりました。
自分や政策、政党をアピールできるよう選挙公報用の原稿を作成しましょう。
選挙公報はいつ配布される?
選挙公報はいつ、どのように配布されるのでしょうか?
国政選挙の場合は、選挙期日の前々日までに配布されることになっています。
第百七十条 選挙公報は、都道府県の選挙管理委員会の定めるところにより、市町村の選挙管理委員会が、当該選挙に用うべき選挙人名簿に登録された者の属する各世帯に対して、選挙の期日前二日までに、配布するものとする。
その他の選挙での選挙公報の配布時期は、その選挙が行われる地方自治体の条例によって異なります。各選挙管理委員会のWebサイトを参照ください。
また、選挙公報は各選挙管理委員会が新聞折込やポスティングなどで選挙区全域に配布します。
選挙公報の作り方と原稿作成のポイント
選挙公報の作り方と原稿作成のポイントを紹介します。
選挙公報は候補者陣営が作成した原稿をもとに、各選挙管理委員会が原稿をまとめて発行します。
他の候補者よりもアピールできるよう、基本的なルールや原稿作成のポイントを確認しておきましょう。
基本的なルール
選挙公報は、主に以下の内容によって構成されています。
- 名前
- 顔写真
- 本文(経歴、政策など)
各候補者の掲載サイズは自治体によって異なりますので、選挙管理委員会に確認しましょう。
名前と顔写真の欄は固定されているのが一般的ですが、本文の欄に名前を大きく記載することもできます。
本文の欄にはプロフィールやキャッチフレーズ、政策の抜粋などを記載します。
選挙公報自体は新聞紙ブラケット版(406mm×545mm)と呼ばれるサイズで、紙質も新聞と同様のものが使われます。
納品方法
選挙公報は基本的に、作成し印刷した原稿を選挙公報掲載分原稿用紙に貼り付けて納品します。
手書きの原稿を納品することもできますが、印刷したものを納品するのが一般的です。
また、選挙管理委員会によってはPDFなどの電子データによる納品も受け付けているため、各選挙管理委員会に確認しましょう。
原稿作成のポイント
選挙公報原稿作成にあたっては、以下のポイントと注意点に気をつけましょう。
- 名前やフリガナを大きく記載
- 本文欄の文字の大きさに配慮
- 誤記のないよう正確に記載
- イラストや図表なども活用
- 連絡先やSNSアカウント、QRコードも記載
名前の欄には、名前・フリガナを大きく記載しましょう。同じ名字の候補者がいない場合は名字を大きく、同じ名字の候補者がいる場合は名前を大きく記載するなどの工夫をするとよいでしょう。
本文欄に政策の抜粋を記載する際、文字が小さくなりすぎないように注意しましょう。文字が多く小さすぎると、そもそも読んでもらえない可能性もあります。ターゲット層が読みやすいよう、内容を絞って記載しましょう。
プロフィールは誤記のないよう、過去の仕事や肩書きなどを正確に記載しましょう。経歴詐称として公職選挙法違反に問われる可能性があります。
文字だけでなく、イラストや図表を活用するのもよいでしょう。ただしイラストや図表は紙面の2分の1以下に収める必要があります。
選挙事務所の連絡先やSNSアカウントの情報、QRコードなども記載することができますので、効果的に活用しましょう。
その他の注意点については各選挙管理委員会の案内を参考にしたり、問い合わせたりして確認しておきましょう。
選挙公報とは まとめ
本記事では選挙公報の作り方(原稿作成方法)や作成の際のポイントについて解説しました。以下に内容をまとめます。
- 選挙公報は候補者や政党の政見などを掲載した文書
- 選挙管理委員会が発行・配布する
- 国政選挙と知事選挙では必ず発行される
- その他の選挙については自治体によって異なり条例で規定されている
- 選挙公報は「選挙期間中に役に立ったもの」の回答第3位(第49回衆議院議員総選挙 全国意識調査)
- 選挙公報は印刷した原稿を台紙に貼り付けて納品する
- 掲載サイズを確認しターゲット層が読みやすいよう工夫する
<参考>
第49回衆議院議員総選挙 全国意識調査
選挙公報はいつ配布されるの? | FAQ | 多摩市役所
選挙公報掲載申請のしおり
『地方選挙必勝の手引』 松田馨