現役政治家・新人候補必見!選挙カーを選ぶポイントを戦略に合わせて解説

現役政治家・新人候補必見!選挙カーを選ぶポイントを戦略に合わせて解説

候補者が選挙運動の期間中に使用する選挙運動車、通称「選挙カー」

看板や拡声器を使用し、選挙区を巡りながら候補者の名前を連呼したり、街頭演説をしたりする選挙カーは選挙活動には欠かせません。

選挙カーの使い方は選挙結果に大きく影響するほど大切なものだと言われています。

選挙活動には欠かせない選挙カーですが、一般的に「どのように準備するのか」「何を基準に選ぶのか」は知られていません。

今回は、選挙カーの選び方や選ぶ際のポイントを紹介します。

選挙カーの選択肢は主に3つ

選挙カーを用意する選択肢は主に3つあります。

  1. 購入(業者オーダー)
  2. レンタル
  3. 一般車の改造

購入(業者オーダー)

選挙カーの製作を専門に取り扱う業者を探し、車体を選び、デザインをすべてオーダーし、完成品を購入する方法です。

長期間使用できる一方で、製作費はもちろん、その後の維持費、駐車代などがかかります。

3つの選択肢の中で最も費用が高くなります。

レンタル

近年、選挙カー手配での主流はレンタルです。

選挙カーは選挙運動の期間にしか使われないため、購入費と使用頻度を考えると、購入まで踏み切れないという政治家が多いです。

レンタルであれば、購入するよりはるかに安価です。

保険も入っていて音響設備も壊れにくく音もよく、丈夫です。またレンタルする場合でも、ほとんどは選挙カー製作業者に委託されているため、公職選挙法を踏まえた大きさやデザインになっています。

近年は車だけはレンタルで借りて、看板や運転者は選挙事務所で手配する形が定番です。運転手はボランティアで支援者がやってくれるケースもあります。

なかには燃料費や運転手込みで提供してくれるレンタル業者もあります。

一般車の改造

自宅の車を改造して、選挙カーとして利用するという方法もあります。この場合は、レンタル選挙カーよりも費用を抑えられるますが、注意すべき点が多く、おすすめはできません。

選挙カーは公職選挙法により、オープンカーや大型バスの使用は禁止されており、基本的には3,4,5ナンバーの車以外は認められていません。

また公道を走るため、自作した看板や拡声器をつけてそれが落下し、被害に繋がると大変な事態になります。

選挙カーには、看板の大きさなど公職選挙法で定められている多くの細かいルールが存在するため、一般車を改造するには多くの工数がかかってしまいます。

戦略にあった選挙カーを選ぶことが重要

選挙カーを選ぶ最も重要なポイントは、選挙活動を行う地区や選挙の規模に合わせたサイズを選ぶことです。

都内で行うような選挙活動では、目立つことも大切な戦略です。街頭演説を選挙カーの上で行う様子をメディアの報道などで見たことがある人も多いのではないでしょうか。

ターミナル駅や多くの人が集まる場所で選挙活動を行う際には、大衆に演説が届くようにしなければなりません。大きな都市で選挙戦を展開する場合には、人の目に留まることを目的とした大きいサイズの選挙カーを選ぶとよいでしょう。

一方、あえて小回りの利く、小さめの車体の選挙カーを選ぶケースもあります。

都市部以外のほとんどの選挙の場合、特に住宅街といった地域を走行する際には車体の大きな選挙カーは向いていません。

選挙カーには看板が載っているので、車高が通常の車と比べてとても高くなっています。車高の高さを失念し、高架下などを通ろうとして立ち往生したり、看板をぶつけて破損したりするなどのトラブルがたびたび起こっています。

車幅だけでなく車高も把握し、トラブルのないようにしましょう。

また、選挙カーは低速での運行が基本になります。狭い道で左に寄せるなど一時停止して後続車に先にいてもらうこともしばしばあります。

用途に合った選挙カーを選ぼう

選挙カーと一言で言っても、立候補する選挙区によって必要な要素は変わってきます。

出馬を検討している方は勝利につなげるためにも、公職選挙法を遵守し、目的に合った選挙カーを経験と実績のある業者に依頼し、選挙運動を行いましょう。

 

<参考>
「無料選挙カー」選挙カーレンタルを日本一の安さで! – 帰国者専用ハイヤー
選挙カーの製作方法・費用とインテリアについて
選挙活動を支える「選挙カー」のルールや工夫を製作会社に聞いてみた | トヨタ自動車のクルマ情報サイト‐GAZOO
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