6月21日 情報が確定したので更新いたしました
2022年の夏には、参議院選挙が行われます。6月15日、政府は臨時閣議で6月22日を公示日、7月10日を投開票日と決めました。
3年に1度実施される参議院議員通常選挙ですが、その仕組みはどうなっているのか、また争点となりそうな問題についてもまとめました。
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参議院議員通常選挙とは
参議院議員通常選挙とは、参議院議員の半数を改選する選挙です。衆議院議員総選挙との違いも踏まえ、参院選の仕組みを見てみましょう。
参院選の流れや投票方法については、こちらの記事をご覧ください。
2022年7月投開票!参院選とは?選挙の流れや投票方法を分かりやすく解説
参議院は解散なし、半数改選
参議院議員の任期は6年で、議員定数は248人です。
議員の任期が4年の衆議院では、途中で解散することがあります。そのため衆議院議員総選挙は任期満了による場合と解散による場合があり、全議員が新たに選挙で選ばれます。
一方で参議院に解散はありません。参議院議員通常選挙は任期満了による場合のみで、3年に1度、議員定数の半数ごとが選挙で選ばれます。
どのように選ぶ?
参議院議員は選挙区制で148人、比例代表制で100人が選出されます。1度の選挙ではその半数ずつです。
選挙区は原則都道府県ごとの選挙区となっており、鳥取・島根両県と高知・徳島両県はそれぞれ「合区」として1つの選挙区となっています。有権者は、候補者名を記入して投票します。
比例代表では全国で1つのブロックとなっており、「非拘束名簿式」で当選者が決まります。有権者は候補者名・政党名のどちらかを書いて投票する仕組みです。
比例代表制や非拘束名簿式についての詳細は、こちらの記事をご覧ください。
比例代表制ってどんな仕組み?メリット・デメリットは? | スマート選挙ブログ
2022年参院選の投開票日は7月10日
2022年の参議院選挙の公示日は6月22日(水)、投開票日は7月10日(日)です。
公示日とは選挙が行われることを広く一般に知らせる日のことで、立候補届出の受付が行われます。この日から選挙運動期間となり、選挙戦がスタートします。また、公示日の翌日である6月23日(木)からは期日前投票が可能になります。
投開票日とは選挙期日のことであり、正式に投票が行われ、投票時間の終了後に順次、開票作業が行われる日です。選挙運動ができるのは、投開票日の前日の24時までです。ただし、街頭演説や選挙カーによる連呼行為ができるのは午前8時から午後8時までです。
通常、参院選の選挙期間は17日間で、7月10日から逆算すると公示は6月23日です。しかしこの日は、第二次世界大戦で犠牲になった沖縄の戦没者を悼む「慰霊の日」に当たるため、配慮して1日前倒して6月22日を公示日としました。
次回参院選は何が争点になる?
次回の参議院選挙では、何が争点となるのでしょうか。
物価高対策や円安などの経済問題、2月に勃発したロシア軍のウクライナ侵攻によって関心が高まっている外交・安全保障問題、そして緊急事態条項などを含む自民党の憲法改正案、感染再拡大が懸念される新型コロナウイルス対策などが挙げられます。
参院選の日程とともに、争点をめぐる各政党の方針や候補者について、引き続き注目していきたいところです。
まとめ
- 2022年参議院議員通常選挙は6月22日公示、7月10日投開票。
- 参議院議員の任期は6年で、3年ごとに半数が改選される。
- 次回参院選の争点は、物価高対策、憲法改正やコロナ対策などが挙げられる。
<参考>
総務省|選挙の種類
参議院議員の通常選挙の期日
参議院議員通常選挙一覧
参議院
参院選6月22日公示と明言 茂木氏、沖縄慰霊の日考慮 – 産経ニュース
政変はいつも参院選から始まる【解説委員室から】:時事ドットコム
通常国会 1月 17日召集軸 参院選は 7月 10日投開票で調整
参議院議員通常選挙一覧
「慰霊の日」のはじまり
参院選 6月22日公示、7月10日投開票に正式決定 臨時閣議 [参院選2022]:朝日新聞デジタル (asahi.com)
参議院選挙6月22日公示、7月10日投開票で決定: 日本経済新聞 (nikkei.com)
取手市/期日前投票・不在者投票をするには(参議院議員通常選挙) (city.toride.ibaraki.jp)
国会閉会、参院選は7月10日投開票 首相「争点は物価高」 | 毎日新聞 (mainichi.jp)
【詳しく】選挙の公示と告示って何が違う?参議院選挙は? | NHK政治マガジン
~参院選最大の争点「物価高対策」で与野党の違い際立つ 「賃上げ」では各党一致~ (fnn.jp
選挙制度研究会『実務と研修のためのわかりやすい公職選挙法 第十六次改訂版』