2022年7月10日には、参議院議員通常選挙が実施されます。
参院選には社民党（社会民主党）から、選挙区・比例代表区でそれぞれ候補者が出馬していますが、社民党とはどのような政党なのでしょうか。
社民党の概要やマニフェスト（公約）、現在の議席や候補者の情報をまとめました。
候補者数などは、公示日(6月22日)現在の内容です。
社民党とは？
社民党は、1945年に結成された社会党（日本社会党）を前身とします。1980年代後半、当時社会党委員長だった故・土井たか子氏（のちに党首）が世論から強い支持を得て、「マドンナ旋風」「おたかさんブーム」と呼ばれる現象が起きました。1994年には、自民党・新党さきがけとの連立政権である村山富市内閣で、政権与党の座に着きます。
1996年に社民党へ党名変更し、土井氏が引き続き党首を務めました。しかしその後は議席数を減らし、現在の国会議員数は衆議院・参議院合わせて2人です。
現在は、参議院議員の福島みずほ氏が党首を務めています。
社会党や土井たか子氏については、こちらの記事もおすすめです。
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社民党のマニフェスト
社民党は今回の参院選で、「憲法を活かす政治」「生活再建」を掲げています。
憲法改正に反対しており、防衛費の大幅増強や、アメリカの核兵器を同盟国が共有する「各共有」も認めないとする立場です。新型コロナウイルス感染拡大の影響などで疲弊した生活を再建するため、消費税率を3年間ゼロにすることも掲げています。
上記の他には、次のような政策があります。
- 外交・安全保障：安保法制、秘密保護法、共謀罪法などの廃止
- エネルギー・環境：脱原発、老朽原発の再稼働は認めない
- 社会保障・年金：社会保険料負担を見直す。最低賃金を1500円に引き上げる
- ジェンダー：選択的夫婦別姓の実現、同性婚の法制化
政党による政策はこちら
【参院選2022】選挙公約 – 社民党 SDP Japan
社民党の現在の議席数
社民党の参議院議員は現在1人で、今回任期満了を迎えます。また、衆議院議員も1人です。
社民党の立候補者は？
今回の参院選での社民党の立候補者数をまとめました。選挙区ごとの候補者などは、総務省が公表しているページや、政党の公式HPから見ることができます。
政党による候補者一覧はこちら
社会民主党
選挙区の候補者数
選挙区では、社民党から4人の公認候補が出馬しています。全員が新人候補です。
比例代表の候補者数
全国比例では、社民党から8人が立候補しています。現職が1人、新人が7人です。
その他の政党・団体の公約
＜参考＞
各党の公約 政策別・政党別 参議院選挙2022 参院選- NHK
【図解】参院選公示 政党別公約まとめ 各党の政策を一覧で
会派別所属議員数：参議院
会派名及び会派別所属議員数
令和4年7月10日執行 参議院議員通常選挙 発表資料
『2021新政治・経済資料 三訂版』実教出版編修部、2021
『政治・経済用語集 第２版』山川出版社、2019
最終閲覧日は記事更新日と同日
